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海の向こうの癒しの猫ちゃん [結婚後]
衝動買いでマンションという大物を買ってしまった私たち夫婦。
良いマンションなので問題はないんですけどね。
大物ローンをかかえてしまいましたが(^^;;
しかし、せっかく家を買ったというのに、引っ越し後半月もしないうちに長期海外出張へと出ることになった私。
「帰って来た時にはもう新築とはいえないよね・・・・・」
こんなことを妻と話しながら、いよいよ海外へと出発しました。
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行先は、中東のとある国。
どこかは言いませんが、気になるかたは文章の内容から予想してみてくださいね。
中東といえば、どんなイメージがありますか？
私は下記の４つのイメージが強かったです。
①イスラム教の国
②豚肉やお酒が無い
③暑い
④砂漠
結果は、もろにイメージ通りの場所でした。
その国は、法律というものが基本存在しません。
コーランが法律そのものとなっていて、基本外国人もそれを守らされます。
まあ、イスラム教徒ではないのでお祈りとラマダンは除外されますが。
ただ、当然ながら豚肉とお酒はありません。
仮にこっそりとお酒を持ち込んだり密造したりすると、恐怖のむち打ち刑が待っています。
私がいた最中にも、フランス人数名がむち打ち刑に処せられたというニュースがありました。
そして、やっぱり暑い！！！
私がいた地方では、平均気温は４０度台。
何度か５０度を超えた日もありました。
おかげで、夏の終わり頃に日本へ帰国したのですが、しばらく寒く感じちゃってました(^^;;
良いところといえば、「とにかく猫ちゃんが多い」ということでした。
イスラム圏では、基本「豚と犬は不浄なもの」という考えかたです。
そのため、豚も犬も見かけることはありません。
しかし、猫ちゃんはどちらかと言えば神聖な生き物という考え方です。
そのため、町中でも非常に多くの猫ちゃんを見かけました。
その点に関しては天国(^^)
しかし、普通の日本人には向いていてない国ですから、耐えられない人にはとことん耐えられません。
中には、到着して１・２日でギブアップし１週間以内に帰国した人もいました。
そういった人の中には、会社にいずらかったのか止めてしまった人もいますが。
その点、私はどこにいっても順応してしまうタイプといわれていますし、自分でもそんな気がしています。
実際、その国でも普通に生活しちゃってました。
食事は美味しかったですしね☆
ラクダの肉なんて変わったものも経験出来ました。
とはいえ、ストレスが全くないわけではありません。
娯楽はほとんどなく、インターネットは規制が多くて自由に見れません。
おかげで、ほとんど仕事と寝るだけに近い毎日。
休日のマージャンが一番の楽しみだったかな。
そんなある日のことです。
住んでいたコミュニティーの中で食事をとった後、家まで歩いて帰っていた最中のことです。
気配を感じて振り返ると、１匹の猫ちゃんがついてきていました。
思わず立ち止まって誘いをかけると、ちょこちょこと近づいてきて甘えてきます。
猫ちゃんを大事にする国ですから、基本的に人懐っこい猫ちゃんが多いんですよね。
しばらくその猫ちゃんをかまいながら、幸せな一時をすごしました。
３０分くらい楽しんでいたかな。
でも、いいかげんには家に帰らないといけません。
「じゃあね」と言って猫ちゃんと別れました。
しかしその猫ちゃん、そのまま立ち去ることはなかったんです。
私の後ろをず～っとついてくる。
なんとなく嬉しい気がしながら、そのまま猫ちゃんを引きつれて家まで歩きました。
そして家に到着、扉の鍵を開けた時・・・・・
猫ちゃん、とととっと走って来て家の中に入って来たんです。
当然、そのまま歓迎することにしちゃいました☆
その家では私を含めて４人での共同生活だったのですが、先に帰っていた３人がそれを見てビックリ。
「どうしたの？ その猫」
「かまってたらついてきた」
そんな会話をしました。
でも、実は４人ともみんな猫好き。
大喜びで、みんなして猫ちゃんをかまいまくりました。
嬉しかったことに、その猫ちゃんは私に一番なついてくれたんですよね。
膝にのってきたり肩にのってきたり、最後には頭の上にまで。
その頭の上が一番気に入ったみたいでしたが(^^;;
こうして真夜中まで猫ちゃんをかまっていましたが、借り物の家のためにそのまま猫ちゃんをおいておくことは出来ません。
なくなく外へおくりだしました。
扉を閉める際、こちらをじ～っと見つめてくる猫ちゃんの様子を今でも覚えています。
でも、その猫ちゃんとの縁はこれで終わりではありませんでした。
翌日以降、家に帰るといつもその猫ちゃんが扉の前で待っているんです。
嬉しかったですね～☆
「そんなにここを、私たちを気に入ってくれたんだ」
そう思いながら、毎日家へお出迎え。
猫ちゃん用のご飯を用意して毎日あげて、そして真夜中まで遊びました。
その国にいた期間の中で、一番幸せだった日々だと思います。
でもそういった生活を１ヶ月程度続けた後のある日、その猫ちゃんがやって来なかったんです。
翌日以降、毎日「今日は来てるかな？」と確認するのですが、結局それ以降一度も現れることはありませんでした。
悲しかった・・・・・
同時に、すごく心配しました。
何せ、猫ちゃんが生きていくには非常に厳しい環境ですから。
でも、必ずどこかで幸せにしていると信じることにしました。
「うちに飽きただけだろう￥
「また誰かの家にやっかいになっているんだろう」
そう信じることにしたんです。
これは、もうかなり前のことです。
その猫ちゃん、もう虹の橋へと旅立っていると思います。
私の海外生活に潤いを与えてくれた猫ちゃん、今でも感謝しています。
「たまにはあちらから家に遊びに来てくれないかな～」
そんなことを考える時もあります。
こうして長期間の海外出張から帰国した私。
そして、出発前に購入したマンションでの生活が始まったのです。
いよいよ猫ちゃんとの生活が出来る環境が完全に整ったことになります。
そして、しばらくたってからいよいよ黒猫ちゃん兄弟との出会いが待っています。
ただ、私にとって辛い事態も重なってやって来たのですが・・・・・
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人生最大の衝動買い！ [結婚後]
本日は、ほぼ猫ちゃんから離れた雑談です。
次回からは猫ちゃん話が中心になってきますけど、今日は「閑話休題」ということで(^^;;
オーナーの破産で、せっかく確保したペット可のマンションから立ち退かないといけなくなった私たち夫婦。
上司の恩情で長期海外出張の出発日を延期してもらい、急いで新しい住処を探すことになりました。
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当然ペット可のマンションを探したいところだけど、海外出張延期中の私にとってじっくりのんびりと探す時間はありません。
なので、今は最低限許容出来るレベルのマンションを確保することにし、出張から帰国後にあらためてマンション探しをすることにしました。
まずは、マンションを借りた際に利用した不動産屋を訪問し、事の経緯を説明。
もう一度部屋を探すので情報が欲しい旨を伝えました。
そうしたらその不動屋さん、ものすごく恐縮して「申し訳ありませんでした」って謝るんですよね。
不動産屋さんに責任があるわけではないし、私たちも怒っているわけでもないのに。
こちらが恐縮してしまうくらいでした。
そして、その不動産屋さんからありがたい協力を申し出てもらえました。
「良い物件が出れば、最優先で私たちに連絡してくれる」
「本来マンション販売のほうは扱っていないが、良い情報がないか探してくれる」
申し訳ないな～と思いつつも、ありがたい話なので丁寧にお願いしておきました。
こうして不動産屋で話して店舗から出てきた後に、いよいよすごい偶然と衝動的な行動が起きてしまいます。
今考えると、我ながらよくやったもんだと(^^;;
まあ、失敗したわけではないので笑い話ですんでいるんですが。
不動産屋から出てきて道を歩きながら、妻と今回の騒動や部屋探しの話をしていたんですよね。
ついでに「そろそろ昼食か」って話も。
その時、前を歩いていた人が振り返って声をかけてきたんです。
「急にすいません。今お話が聞こえてしまったんですが・・・」
その人、その場所のすぐ近くで開かれていた新築マンションのショールームの関係者だったんです。
じかんがあるなら、良ければうちのショールームを覗いてみないかというお誘いでした。
さらに一言、「昼休みで自分も昼食に行くところなのでそちらもご一緒しませんか？御馳走しますので」
はいすいません。
ちゃっかり便乗しちゃいました(^^;;
うまくのせられちゃったという感じですね～。
この販売員さん、なかなか上手い！
昼食をいただいただけというのでは当然酷すぎ、というか詐欺。
昼食後にその販売員さんと一緒にショールームを訪問しました。
どうせ家探しの最中だし、購入することだって検討範囲に含めていましたから。
仮に良い物件だったら結果オーライですしね。
これまでに何棟ものマンションを建てている、結構大手の会社のショールーム。
それなりに信用出来る相手です。
ショールームも綺麗で対応もしっかりしていて、気持ちの良い場所でした。
これなら、訪問してきた相手も良いイメージを持つでしょうね。
まずはその新築マンションの説明を受けたのですが、聞いた限りでは最高の間取りというほどでもありませんでした。
悪くはないのですが。
ただ、その会社が建てたマンションは全てペット可。
一番肝心の条件はクリアしていました。
その後、とりあえず現地を見てみようということで連れて行ってもらいました。
が、残念ながらうちの妻はお気に召さなかったようでした。
主婦の観点から見た問題点を指摘しまくり。
今回の騒動で機嫌が悪かった妻、まるで販売員をいじめているような感じに。
今でも「申し訳ありませんでした」って思っちゃいます(^^;;
まあ、当然そのマンションの購入はお流れ。
それで別れようと思ったのですが、販売員さんからもう一言。
「ここからちょっと離れますが、数か月前に販売を開始した新築マンションならご希望に沿った部屋があるかと思います。」
ここまで来たら、もう付き合っちゃえ！
どうせ時間もあるし。
というわけで、車でそのマンションまで連れて行ってもらったんです。
そのマンション、「すべての部屋がそれぞれデザイン・間取りが異なる」というタイプでした。
今では、時々そういうマンションもあるそうですね。
で、まだ売れていない部屋を順に見て回っていたのですが、南向きの部屋の中に１つ素晴らしいものが！
見事なくらいに私たちの希望にマッチした部屋だったんです。
そのため、「もう開き直って買っちゃおうか？」なんていう恐ろしい会話を妻としていました。
そこへ、別の販売員さんが夫婦らしき２人を連れて同じ部屋に訪問してきました。
見学者が２組同時に重なっちゃったわけです。
販売員さんたち、私たち２組から少し離れたところへ移動して相談を始めました。
内緒話のつもりだったんでしょうが、それなりに耳の良い私。
かすかながらもその会話内容が聞こえてきていたんです。
「私のお客様はもうこの部屋を買うつもりで来ています」
「今は私のお客様を案内中。早い物勝ちでもあるので、こちらの商談が終わるまでは待って欲しい」
「分かりました。なるべく早めに終わらせてください」
こんな感じの会話でした。
お客様に秘密の会話を聞かれちゃったらダメでしょ(^^;;
まあ、もしかしたら「のんびりしてたら買われちゃうぞ～」というプレッシャーを私たちにかけたかったのかな？
その内容を妻に話したところ、驚きの言葉が。
「だったら、買われちゃう前にこっちが買っちゃわない？」
で、私。
「だったら買っちゃうか」
はい、そんなわけで本当にその部屋を買っちゃいました。
販売員との偶然の出会いから約半日、あっという間にマンション購入が決まってしまったという。
人生でこんな高額の衝動買いをすることなんて、もう二度とないでしょうね～。
当然一括購入ではないですよ。
そんなお金あるはず無し！
必殺の「頭金無しの３５年ローン」にしました(^^;;
ちなみに、ここでちょっとお得な情報を。
よくテレビとかで専門家が「ローン借り換え時は値切ることが出来るが、最初の購入時に値切るのは無理」なんてことを言っているのを耳にします。
が、これは大嘘です。
だって、私はしっかりと値切りましたから。
方法は簡単です。
銀行同士に競わせればいいだけ。
ネゴシエーションの定番ですよね。
その時その時のタイミングで、住宅ローン顧客を増やそうとしている方針の銀行と今は積極的に対応する必要がないという方針の銀行が存在するんですよね。
全ての銀行を回ってローン相談を行えば、その銀行の方針がよく見えます。
そして、積極的になっている銀行と交渉をするんです。
「今こんな利子でローンを組もうとしているのですが、こちらだとどうですか？」
そう言えば、積極的な銀行はさらに好条件を提案してくることがあります。
そうなれば、もうこちらのものです。
でも、そこですぐに決めてはダメ。
今度は元の銀行へ連絡を入れるんです。
「今他の銀行でこんなプランを提案されているので、もう少し検討する時間をください」
こう伝えるんです。
そうすれば、今度はその銀行がさらに好条件を提案してくる可能性があります。
これを限界まで繰り返すことにより、当初より好条件の契約を結ぶことが可能です。
私の時はこれが見事に決まり、初期の条件よりかなり好条件へと変えることが出来ました。
まあ銀行員さんからは、「ここまでやる人って普通ほとんどいないんですけどね～」って苦笑されましたが(^^;;
もしこれから家をローンで買おうという方がいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしてみてください。
多くの銀行を回る手間を省かなければ、この作戦は成功する可能性がありますので。
労力を惜しまなければ多額の節約が出来るのでおススメですよ。
こうしてマンションを衝動買いしてしまった私たち夫婦。
でも、これでついに猫ちゃんを迎え入れる環境は１００％整いました。
夢の猫ちゃんとの生活まであと少し！
とはいえ、すぐにでも長期海外出張へ出なければいけない私。
なので、猫ちゃん探しは帰国後に行うことにしました。
それまでお預けです。
こうして憂いなく海外出張へと向かいました。
次回は、猫ちゃん探しの話の前に海外出張中に出会った猫ちゃんの話をします。
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何のギャグやねん・・・ [結婚後]
結婚してから社宅に住んでいた私たち夫婦。
余談ですが、その社宅は変な意味で有名でした。
タクシーの運ちゃんとかに、「出ることない？」なんて聞かれることが度々。
そこは元病院跡だそうで、出ると噂されていたらしいです。
(何が？、とはあえて書きません）
ちなみに、出ることなんてありませんでしたよ(^^)
ただ、地下にある倉庫の周りだけは何となく嫌な雰囲気でしたが・・・・・
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そして数年後、とある理由で社宅から強制退去となりました。
耐震性能を調査した結果、震度６程度の地震で倒壊する危険があるとの判定が出たのがその理由。
さすが、築４０年クラス(^^;;
これで、嫌でも引っ越しせざるを得なくなった私たち。
でも、今回は会社都合での強制引っ越しとなるため、なんと引っ越し費用に加えて５年間は住宅手当が出ることに！
これなら、ある程度家賃の高い賃貸マンションでも借りることが出来ます。
となれば、やることはただ一つ。
条件(間取り・方角・部屋数等)を満たしつつ、ペット可のマンションを見つければ良いだけです。
ひたすら不動産屋めぐりをしながら、満足出来るマンションを探しました。
珍しく労力を惜しまず動きました(^^;;
その結果、ついに条件を完全に満たしたマンションを発見！
家主の都合上マックスで３年間しか借りられないという条件でしたが、こんな物件は簡単には見つからない。
ということで、速攻で契約を結びました。
いよいよ猫ちゃんとの生活が出来る！
そう喜んだものです。
ただ、まもなく私が長期の海外出張に出ることが決まっていたんですよね。
そこで、帰国した後に猫ちゃん探しを始めようということになりました。
帰国後のお楽しみ、というやつです(^^)
しかし、契約してしばらく後にギャグのようなことが起きてしまいました。
引っ越ししてから２ヶ月弱がたった頃。
ある日、家主の代理人を名乗る弁護士から電話があったんですよね。
「家主が破産したので、その部屋は抵当に入ります」
「なるべく早めに立ち退いて欲しい」
なんじゃ、そりゃ～～～～～！！！
そう叫びたくなりましたよ。
だって、まだ引っ越ししてから２ヶ月もたっていないんですよ。
いくらそういうことが起こりうるとは言っても、ちょっと早すぎでしょ。
後で考えれば、この家主は意図的にそうしたのではないかと疑っています。
契約時、敷金や礼金・最初の家賃の振込をやたらと急かしてきたんですよね。
もしかしたら、なるべく早くお金を回収しよう。
そんなことを考えていたのかも。
そんなわけで、またまた部屋を探す羽目に陥ってしまいました。
とはいえ、その頃は引っ越しシーズンが終わって間もない頃。
良い物件なんてそうそう出てこないことが分かっていました。
それに支払った敷金や礼金も取り戻せていません。
破産した人間には、多くの債権者がおしかけます。
そんな中、私たちのような小口の債権者にはお金が回って来ることなんてないですから。
確実に回収は不可能な状況でした。
そこで、下記のような交渉を代理人の弁護士と行いました。
①法律上で、通知後半年は住めるはず。
それまでは住むことを認めて欲しい。
というか、絶対に認めろ！
②敷金・礼金の回収は諦める。
ただ、半年の間にその額分の家賃を無料にして欲しい。
というか、無料にしろ！
その結果、無事に勝利を勝ち取りました(^^)
今度は、その確保した半年間の間に新しい住む家を見つけないといけません。
本来はその前には海外出張に出発する予定だったのですが、その時の上司が事情を考慮してくれて出発日を延期してくれました。
気遣いをしてくれる優しい上司。
既に定年を迎えて会社にはいらっしゃいませんが、今でも感謝しています。
では、次回はその家探しのお話を。
ほとんど、猫ちゃんには関係のない余談になっちゃいますが(^^;;
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